西の賢者・シェルティが語る真実に、衝撃を隠せないカミナたち。
そしてシェルティは、カミナに試練を課す。それは、「超越の神殿」へと向かい、DX-7の「記憶核《メモリーカード》」を作動させること――
試練に挑むカミナに、ついていけるのはひとりだけ。
一緒に行こうとするリーパスを、シェルティは止める。
「君はここで、特訓の続きだ」
「げ……」
そしてそれぞれの試練が始まった。
* * *
「ここが超越の神殿……」
カミナは共に来たアスリーンと共に、神殿の前に立つ。
――と、DX-7が光り、神殿の扉が開く。カミナとアスリーンは意を決し、その中へと踏み込んだ。
その様子を、眺めるものがひとり。
魔王軍の将がひとり・紅の鎧のヴァンプートが、その爪を光らせていた――